<鮭乗り又兵衛>・宮古名物 

 岩手県三陸沿岸宮古地方を流れる津軽石川には毎年沢山の鮭がのぼってきて、縄文以来の鮭と人のかかわりの深さを感じさせてくれます。ここには鮭にまつわる一つの悲しい伝説が語り継がれてきました。

 かつてこの地方を襲った飢饉の時、人々を救うために掟をやぶって鮭を捕獲させ、逆さ磔で刑死した又兵衛と言う人物がいました。今日でも地元では又兵衛祭と称し、毎年逆さ磔のシンボルでもあるYの字型のわら人形を立て祭壇を造って供養します。

 我々のため身を呈して犠牲となった又兵衛、および我々の生命の糧として毎年やってきてくれる鮭の存在はどこかで二重に重なってくるものがるように感じます。

 青亀堂ではこの英雄的人物を縄文以来北国の暮らしを支えてきたはずの鮭の背に乗せ、張り子としてモニュメント化する試みを始めました。     *(写真は見本です)

   品番 hsm1       品名 鮭乗り又兵衛     

  サイズ 31×17×4   値段 ¥2、800       注文